
皆様こんにちは、越谷店のニホンギ『二本木』です
今回は
ビジネスシューズ『鏡面磨き』長持ちさせる方法か見映えか?にフォーカス
①見映え
②ケアとして?
③どちらも
靴みがきについてです |
こちらの記事の目次 |
1.靴磨きの専門用語 |
2.使用する道具は? |
3.靴磨き、鏡面磨き工程1~9 |
4.靴磨きPart2、鏡面磨き工程1~5 |
5.素人でも光るワックスがある |
6.革靴を長持ちさせるための方法と保管 |
お洒落は足元から
靴を見ればどれだけ『服に気を使っている』か!
知らず知らず『ジャッジ』されています
実は『靴の状態』を見られています
ホテルやレストラン他では服や時計よりも靴が見られていますので、気を使いたいところです
靴の状態を見られています
たとえジョンロブやエドワードグリーンであっても、見た目のダミージや履いたシワや変色、傷は消えませんので著しく劣化していないか?チェックが必要です
お取引先や社内では、『仕事にも気遣いのできないダメな人』と見た目で『メラビアンの法則』判断されがちです
むしろ高級ブランドでなくても深いシワのない新しいきれいな磨き上げられた革靴のほうが人に与える印象が良く
今後靴を購入される際は、ご自身の『足の特徴サイズに合う革靴をシューフィッターがいる信頼できる環境でのショップでご自身の手の届く良い靴を購入』しましょう
その後『エイジング』です
乳化性クリームで『お靴を育てていく』『経年変化を楽しむ』...
カーフ素材で深いシワのない磨き上げたピカピカ光沢のあるエレガントな靴で気分を高めてみてはいかがでしょか!
やるやらないでは、違いが『歴然』としています
こちらでは
基本を踏まえ
=ビジネスで着るスーツをもっとカッコよく、周りの人より一歩先を行きたい方のためのブログです=
はじめによくある
靴磨きの専門用語 |
ついて解説させていただきます
①shoeshineシューシャインとは?
靴磨きのことです
②high shineとは?
高い光沢
③primerとは?
セメント製法の接着剤を使用する前に行う補助である下処理剤を意味します
使用する道具は? |
今回は黒靴のみ、用意した道具はコチラです
ブラシから
①『馬毛ブラシ』
②『豚毛ブラシ』
③『ペネトレィブラシ』
④『山羊ブラシ』の『4種類』です
すべて使う『用途が違い』ます
鏡面磨き |
行程①
馬毛ブラシでほこりをとります
ほこりがついていますと、靴に必要な油分や栄養分をほこりが吸ってしまうからです
シューツリーを入れて、紐をはずします
行程2⃣
汚れ落としローション
ローションをクロスにつけて靴全体の汚れを落とします
この作業がとても『重要』です
行程③
本来ですと、『デリケートクリーム』→『乳化性クリーム』がセオリーですが、今回は靴が新品のため油性のクリームを使用します
靴全体の光沢をだすには、こちらの『サフィール・クレム1925』がお勧めです
アプライ『ペネトレィブラシ』を使用し靴全体につけていきます
行程④
豚毛ブラシ、今回は化繊の密度の高いプロブラシを使用し全体をブラッシングすると魔法のようにピカピカになります
行程⑤
余分なクリームをクロスで拭き取ります
しばらく時間をおきます
行程⑥
鏡面磨き『ハイシャイン』
革の表面は、見た目わかりにくいのですが凹凸があり、毛穴をワックスで埋めて層を作り鏡のように光らせます
ワックスを指につけてつま先とかかと『注意、はいてシワになる部分ではなく、つま先の先端とかかとの下の部分を面積は小さくがポイントです』に薄くつけていきます
当方は直接指につけて薄く伸ばし、この『工程を5回繰り返し』ます1回ごとの10分ほど時間をおき、水分を飛ばします
この下地ベースが大事です、『注意点はあつくつけない、厚塗りしない』ことです
『世の中、様々なワックスがあり、悩みますよね』!
いろいろと試しましたが画像の商品が短時間で光ります
今回は『無色』を使います。乾燥するまで時間をおきます
行程⑦
いよいよ『鏡面磨き』
『乾燥確認後テープ状のクロスを隙間なく指に巻き』、水でかるく湿らせ、力を入れず靴に指を乗せる感じで円をえがくように伸ばしていきます
ガラス窓ふきをした際の丸い跡が残るようになれば、成功です
行程8⃣
工程7のクロスに直接ワックスを薄くつけ、円をえがくように伸ばしていきます
同じ工程を繰り返し、クロスが引っかからなくなれば終了です
慣れますとさらに短時間で終わります
『透明度を増すには』?
①ワックスをつけて
②湿らせたクロスで円をえがく
③光沢を確認
④クロスに直接ワックスを薄くつけて円をえがく
⑤光沢を確認
この工程を数回繰り返えします
『何層も重ねて層を作ることで透明度が増し』ます
行程9⃣
仕上げに山羊ブラシでかるくブラッシング
『終了』です
やりはじめのうちは忍耐が必要です
慣れてきますと、ワクワクします
※道具は、お持ちの『靴の色の数分1番上の画像の道具セット』がそれぞれ『必要』です
この15年の間に靴磨きを本業にしている方も増え、シューシャインコンテストも行われ、活性化されました
今のプロの方のテクニックはアートそのものです
各時代年数を重ねてマストレンド(社会全体を巻き込んだ大きな傾向、流行)として拡大しました
革靴の『鏡面磨きPart Ⅱ』です |
コロンブス『Boot Black』から2年ほど前に発売されましたハイシャインベース『下地用』成分は油性、ろう、油脂、有機溶剤、鏡面磨きは下地が命、その下地専用ワックスになります
ハイシャインコート『仕上げ用』成分は乳化性、ろう、有機溶剤、色をかぶせるためのワックスです
試さないとわからないので使ってみました
工程①
今回は1年履いた靴で実際に磨きます
馬毛ブラシでホコリをとります
ほこりがついていますと、靴に必要な油分や栄養分をほこりが吸ってしまうからです
工程②
汚れ落としローションをクロスにつけて汚れを落とします
工程③
コチラの靴にデリケートクリームで潤いを与え、豚毛ブラシをかけ、クロスで余分なクリームを拭き取ります
お靴の状態により乳化性クリームのBlack→豚毛ブラシをかけ、クロスで余分なクリームを拭き取ります
ここまでが下準備です
工程④
いよいよ鏡面磨きです
『鏡面磨きの趣旨』は?
革靴は、見た目分かり辛いですが表面が凹凸になっており、ワックスで埋めて、ぶつけても保護するためのコーティングと見た目の美しさを目的として行います
ハイシャインベースをクロスにつけカウンターという硬い芯素材が入っている部分のトウやかかとにワックスでコーティングします
薄く塗り終えると比較的すぐ白くなり乾燥してきます
左右終わりましたら通常のワックスと同様、指にクロスをしっかり巻き湿らせてから力を入れず軽く円をえがくように続けていきます
しばらくすると光沢が出ます
この『工程を5回』繰り返します
クロスの感触が引っかからなくなると終了です
さらにクロスに直接ワックスを薄くつけ、円をえがくように伸ばしていきます
クロスが引っかからなくなれば終了です
(はいてシワになる部分はひび割れの原因になりますので避けてください)
工程⑤
ハイシャインコートのブラックを上から薄くぬります
少し時間をおき、再度指にクロスをしっかりと巻き湿らせてから、軽く靴の上に乗せる感じで円をえがくように磨いていきます
クロスの感触が引っかからなくなると終了です
仕上がりました
光りにくいワックスと素人でも光るワックスがある |
様々なワックスを購入し試してみましたが、慣れるまでもう少し時間がかかります
時間短縮手軽さでは『KIWIのパレードグロス』と硬い『サフィールのノワールミラーグロス』は『最高』です
是非、お試しください
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当方自信15年以上前は三越日本橋店内で職人さんに、ご無理を言って7足当日に仕上げていただいていました
その時のハイシャインの輝きには感動いたしました
同じようにはいきませんが、自分で磨くのもいいものです
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革靴を『長持ち』させるためには日々の『適切』な『ケア』と『保管』のしかたが『重要』です、より『専門的』なことについて |
『靴はご自身が手の届く範囲の良い靴を購入しましょう』
購入後これからはく『シューズを長持ち』させる方法とは?
『日々のケア』とは?
①最低3足以上でローテーションを組み靴を『休ませる』
②デリケートクリームを塗る
③乳化性クリームの順ででお靴を育てていく、経年変化を楽しむ...
④靴ベラを必ず使う
⑤シューツリーを装備
⑥定期的に磨く
⑦カビ対策、『湿気にご注意』
季節などにより冬のブーツや夏の革のスリッポンを『衣替えとして保管』する場合は?
①汚れ落としローションで今までの『汚れを落』とす
②『デリケートクリーム』を塗る
③『シューツリー』を装備
④元箱に入れて『湿気に充分注意し』保管
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画像はすべて参考商品ニホンギ『二本木』の私物です
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より専門的なことについて |
詳しくお知りになりたい方は過去のブログ
をご覧ください
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スーツの歴史について、お勉強されたい方は |
次の3冊がお勧めです
キャリー・ブラックマン『メンズウェア100年史』
ハーディー・エイミス『イギリスの紳士服』
(片瀬平太『ナポリ仕立て奇跡のスーツ』
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お勧め映画 |
『シングルマン』2009年あの『トム・フォード』監督作品
『キングスマン』2014年
『キングスマン ゴールデン・サークル』2017年
いずれも名優『コリン・ファース』出演のお洒落でカッコいい映画ですヨ!!
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今後もお客様のためになるお役立ち情報、お客様の知りたい情報を中心に簡潔にわかりやすく所見ではなく事実を発信していきます
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お待ちしています
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