
皆様こんにちは、ニホンギ『二本木』です
本日は、お客様からご相談の多い
『スラックスのダブル幅っ今何cmがいいの』
今回も是々非々の観点でスラックス裾のダブル幅についてダブルの裾口に纏わる諸説を交えて深堀、解説させていただきます
本日もお客様のためになる情報を『是々非々』の観点で『忖度なし』に簡潔にわかりやすく濃い内容でお届けいたします
こちらではスーツを着る喜び、楽しみ、感動を伝えていきたいと願っています
お客様をもっとカッコよく素敵に現代的に、そのお手伝いをさせていただきます
はじめに |
『外見を磨くことは自分への投資』信頼を獲得するための『外観』を手に入れましょう
新入社員のお方は『爽やか』に『清潔感』のある装いを心掛け
役職お立場の高いお方は『お立場』と『見た目』がイコールであることが望ましいです
現代のスラックスのダブル幅、長さなど過去と比較してこれからの選び方と着こなしをブログを通してお伝えします
こちらの記事の目次 |
1.ダブル幅は本来、ご身長で判断します |
2.股下の長さ |
3.ダブル幅のトレンド過去40年間のヒストリーとは |
では早速
ダブル幅は本来ご身長で判断します |
例えばダブル幅が4.5cmの場合、現在ファッションモデルのご身長190cmの方ですと細く感じ170cm前後のお方ですとお身体が小さく短足に見え極めて幅広に感じます
余談ですが『裾口幅』は
クラシックスタイルの場合『靴のサイズ』で判断します
『ダブル幅』についてもう少し深掘りしていきましょう
■『W』とは
ラテンアルファベットです
■『ダブルは和製英語』です
正式には『TurnUp』と言い、シングルは『Plain』と言います
■『注意点』は
『ダブル』の裾口は『フォーマル正礼装ではNG』です
■『シングルにするかダブル』にするかは
『服の格式で判断』
スーツの場合、結論から申し上げますと『シングルが正式』です、いろいろな意見が飛び交っていますが…
■『ディテール』『股下』や『裾口幅』『シューズ』も『トータル』で考えることも『必要』です
■『ダブルの裾』の登場とは
英国貴族が雨で裾を織り返していたのを見てカッコいいと誤解の解釈説『教会や米国へ他の諸説』多数あり
股下レングス長さ |
股下の長さは、お客様よりも勧める側の好みが大きいような気がいたします
長め短めの正解は勧める側の好みでの判断、提案で、そうしようかとお客様がご決断するという結果です
この30年間少なくとも平成のスリムの時代も令和のワイドパンツの時代もテーパードが主流です、したがってこの30年間は長くしません
どの時代もモーニングコート、燕尾服、タキシードの正礼装は1クッションまたは長め、それ以外は短くないと現代的とは言えません
では『正解』とは
イメージとしては
『TPO』『ディテール』『股下』や『裾口幅』『シューズ』も『トータル』で考えることも『必要』です
例えば
■裾幅が16cm~18.5cmぐらいまでは『ノークッションまたは短めのハーフクッション』
■裾幅が19cm以上は『ハーフクッション』
■クラシックな格式の高い正礼装フォーマルスーツなどの23cm以上は『ワンクッション』
裾幅が細くて股下が長いと靴の上でだぶつきダブダブして『見た目美しくありません』
正礼装などの裾幅が広めで短いと逆に『バランスが悪い』です
次にダブル幅のトレンド過去40年ヒストリーとは |
ダブル幅は上記の定説とは別に日本では時代と共に変化いたしました
■『80年代はソフトスーツの時代』は『3.5cm』幅が主流でした
■『90年代』にはいると真逆の細身のスーツが登場し、その後主流になり当時セレクトのバイヤーをしていた私個人も当時のお客様も例えば90年代前半のPRADAのパンツは、この時代『5cm』幅が主流でした
■『2000年代』に入ると更にミニマム化が進みスキニーパンツなどなど『4.5cm』が一般的でした当時パンツで人気ブランドは『IncotexやBoglioliなど』
■『2010年』以降からは一変、1~2タック付きのパンツが登場し現在の主流となりました当時パンツで人気ブランドは『ROTA 』『GTA』『Pt Torino』『Bernard Zins』『Berwich』などなど
とくに人気の高いナポリ系の2プリーツテーパードパンツは裾口も細くダブル幅『2.5cm』
時代ごとのジャケットの襟幅やネクタイの幅、シャツの襟型やポイントの長さ、シューズのトウのお形などその見た目は明らかに現代的か時代遅れかは明確となります
『2020年代』は
自画撮りの時代である現代、裾のダブル幅も一律平均や個人が語る今の主流が何cmですではなく、ご身長、体格、裾幅やディテール、スタイル、あわせる靴で変えてみてはいかがでしょうか
令和のパンツのトレンドとは
2010年代から世界の流れはメンズ・ウィメンズ共に『オーバーサイズ』を中心としたスーツが主流となり『トレンド』です
オーバーサイズというと体の上で泳ぐような体に合っていない80年代のソフトスーツのイメージを連想し思い浮かべます
しかしエルメス、グッチ、プラダ、ディオール、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、ステラ・マッカートニー、ゼニア、ロロ・ピアーナ、ルイ・ヴィトン、マルニ、フェンディ、アレックス・マリンズ、ロエベ、ヴェトモン、AMI PARIS、サンローラン、ダンヒル、ブルネロ・クチネリ、ラルディーニなどのスラックスを見ると、以前はぱっとしない80年代の映画やドラマに登場するお父さんのスラックス姿を思い浮かべると思いますが、その時代を知らない若者は勿論のこと知っている当方世代も今の2プリーツスラックスが魅力的に見えてきます
ボディコンシャス、スリム、スキニーパンツはもう古く流行りません、日本のトレンドもラグジュアリーブランドのシャワー効果により20代の若者から根付いていきます、若い世代が今はいているパンツは2018年に渋谷へ行くとみんな股上の深いタックつきパンツをはいていました、シルエットはワイドまたはテーパードです、この流れは速いお方は2013年頃からはいています『現在の世界共通の主流』です
最後に
ピタピタパツパツのスキニーも20年以上前の2004頃の最先端流行ものでした
■時代とともに『カッコよさ』『価値観』や『お洒落』は変わるもの、『トレンド』の『終焉』は『飽き』『はじまり』は『差別化』にあります
次回8月のブログは『プロのスーツコーデテクニック5選』5つのコーデテクニックについてわかりやすく解説させていただきます
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トレンドを知りたい方にはトレンドをクラシックがお好きな方には現代のクラシックスタイルを
お客様が着たいスーツを承るのがオーダーであると柔軟に解釈していますのでご安心ください。
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画像はすべて参考商品です
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より専門的なことについて |
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顔の大きい僕に似合うシャツ教えて?カッコよくなれる魔法 2025進化したクールビズ 仕事観はリアルディール arc越谷店
ビジネスシューズ「鏡面磨き」靴の状態をジャッジされている!革靴を長持ちさせる方法か見映えか? 外見を磨くことは自分への投資 2025 arc越谷店
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スーツの歴史について、お勉強されたい方は |
次の3冊がお勧めです
キャリー・ブラックマン『メンズウェア100年史』
ハーディー・エイミス『イギリスの紳士服』
片瀬平太『ナポリ仕立て奇跡のスーツ』
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お勧め映画 |
『シングルマン』2009年あの『トム・フォード』監督作品
『キングスマン』2014年
『キングスマン ゴールデン・サークル』2017年
いずれも名優『コリン・ファース』出演のお洒落でカッコいい映画ですヨ!!
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今後もお客様のためになるお役立ち情報、お客様の知りたい情報を中心に簡潔にわかりやすく所見ではなく事実を発信していきます
越谷店のインスタもお時間ございましたら是非、ご覧いただけますと幸いでございます
こちら越谷店ではクラシックとトレンドの両輪、お気軽に越谷店へお越しくださいませ
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