
こんにちは、
鷹匠店 鈴木です。
昨日ユニクロで買い物してきたのですが、めっちゃ買いやすいですよね。
ハンガーにも商品本体にもS.M.Lのサイズ表記が付いてて、一目で自分サイズを選べます。
服のサイズ表記って「42.44.46」とか「36L.38R.40S」とか…
靴も「UK7.UK7h.UK8」とか「39.40.41」とか…
デニムだけ急に「インチ」表記だったり…。
せめて商品タグだけでいいから「服はS.M.L」と「靴は○○㎝」にして欲しいです。
ところで、
スーツのサイズ表記も難しく感じないでしょうか。
既製スーツを買いに行っても「Y5号」とか「AB6号」とか色々あると思います。
最初のアルファベットは体型、次の数字が身長です。
「Y=細身」「5号=身長170㎝くらい」みたいな感じです。

鷹匠店だと「Y.A.AB.BB.E」のそれぞれ「2号~10号」まで計45着のゲージ服があるので、
採寸した数字からゲージ服を選び、さらにそこから調整、という流れになります。
なにが調整できるかと言うと、丈も巾も大体変えられます。
じゃあゲージ服選ぶ意味ないじゃん…となりそうですが、細かくやらなければその通りです笑
巾を変えられるということは、
「Y5号」でも「A3号」でも同じ肩巾/バスト/ウエストを指定できるということなのですが、
でもこの2着は着心地が微妙に違います。
Y→A→AB→BB→Eと変わるごとにジャケットの前側が少しずつ広くなっていくからです。

ジャケットは3つのパーツに分解できますが、
下図の赤矢印(=前見頃)の広さが体型区分によって異なるということです。
Y5号でウエスト廻りが45㎝/前見頃20㎝だとしたら、
A3号でウエスト廻り45㎝を作ると前見頃が20+α㎝と少しだけ大きくなります。
メジャーで身体を測るといってもバストやウエストなどは円周しか分かりません。
同じウエスト85でも引き締まった85もあれば、ふくよかな85もあります。
ウエストの前側(腹巾)が何㎝で後側が何㎝というのは円周だけで判断できないので、
そんな時にY.A.AB…と前側の巾が異なる型紙があると余分な補正を入れなくても済みます。
他のやり方もあります。
「40.41.42…」みたいにヨーロッパ式SMLサイズを揃えて腹巾は補正で合わせるお店もありますし、
フルオーダーに近いところでは腹巾を直接測る、みたいなこともできるようです。
どのやり方にもそれぞれ良し悪しがあります。
また、採寸箇所が増えれば、補正が増えればいいスーツになるわけでもありません。
任せてもいいと思えるフィッターやお店に出会えることは貴重です。
「床屋と仕立て屋は変えるな」とイギリスの格言もあります。
では、また。
鷹匠店 鈴木














