
「レディーススーツって、何が正解なの?」
就職・転職・お仕事用など、初めてスーツを選ぶ方からよくいただくご質問です。
メンズスーツには比較的明確なルールがありますが、レディーススーツはデザインやシルエットの幅が広く、「これが絶対」という決まりは多くありません。
だからこそ大切なのは、基本を知ったうえで、自分らしく着こなすこと。
今回はスーツ専門店の視点から、レディーススーツ選びで押さえておきたい基本をご紹介します。
ジャケット編
★ボタンはすべて留めるのが基本
レディースのシングルジャケットは、1つボタン・2つボタンともにすべて留めて着用するのが一般的です。
メンズスーツでは「2つボタンは上だけ留める」というルールがありますが、
レディースジャケットはウエストラインを美しく見せるシルエットで設計されているため、両方留めることを前提としているものが多くなっています。
もちろんデザインによって例外はありますが、迷ったときはそのジャケット本来の着こなしに合わせるのがおすすめです。
✔ボタンを留めてもシワが入らない
✔袖丈は手に少しかかるくらい
✔着丈はヒップが半分隠れる程度
このあたりを目安にすると、バランスよく着こなすことができます。
着丈は一般的に、スカートにはやや短め、パンツにはやや長めのジャケットが合わせやすい傾向があります。
★サイズ感は『肩』が一番重要
ジャケット選びで最も重要なのが肩幅です。
肩が大きすぎると借り物のような印象に、小さすぎると窮屈で動きづらく見えてしまいます。
実は肩パッドも、印象を左右する大切なポイントです。
・肩パッドなし
ナチュラルで柔らかな印象
華奢な雰囲気を演出しやすい
軽やかな着心地
・肩パッドあり
なで肩を自然にカバー
肩のラインが整い、きちんと感がアップ
シャープで知的な印象
「肩パッド=肩を大きく見せるもの」と思われがちですが、実際はなりたい印象に合わせて選ぶためのディテールでもあります。
スカート編
★丈は膝にかかるくらいが基本
ビジネスシーンでは、膝にかかる程度の丈が最も使いやすい長さです。
立った時だけでなく、座った時の見え方まで確認すると安心です。
シルエットは「細すぎず、緩すぎず」
サイズを選ぶ際はウエストだけでなく、ヒップのゆとりも確認しましょう。
動きやすく、自然なシルエットで着られるサイズが理想です。
タイトスカートの美しいシルエットは、裾口の広さでも決まります。
一つの目安として、『ヒップ寸法 ≒ 裾口寸法』に近いバランスだと、
✔歩きやすい
✔座りやすい
✔タイトスカートらしいきれいなライン
を両立しやすくなります。
裾口が細すぎると足さばきが悪くなり、反対に広すぎるとタイトスカートらしいシャープさが薄れてしまいます。
こうした細かなバランスも、アークでは大切にしているポイントの一つです。
パンツ編
★シルエットで印象が大きく変わる
大きく分けて4つのシルエットがあり、それぞれ特徴があります。
・テーパード
スッキリとしていてフォーマルな印象。
就職活動や商談など、幅広いビジネスシーンで活躍します。
・ストレート
クセが少なく、TPOを選ばないフォーマルな印象。
年代や職種を問わず取り入れやすいベーシックなシルエットです。
・ワイド
ゆとりがあり、トレンド感のある印象。
オフィスカジュアルにも人気のスタイルです。
・フレア
裾に向かって広がるシルエットで、女性らしく華やかな印象。
脚長効果も期待できます。
もちろん、生地や色、センタープレスの有無などによって印象は変わりますので、TPOに合わせて選ぶことが大切です。
基本はある。でも正解は一つじゃない。
ここまでレディーススーツの基本をご紹介しましたが、レディーススーツの魅力は何と言ってもその自由度の高さです。
ダブルジャケットやロング丈ジャケット、フレアパンツにワイドパンツなど、基本を押さえていれば自分らしい着こなしを楽しむことができます。
今回は基本的なポイントを中心にご紹介しましたが、実際には
・ラペル(衿)のデザイン
・ジャケット着丈の違い
・ベントの種類
・生地や芯地の違い
・パンツ、スカートの細かなシルエット
など、印象や着心地を左右する要素がまだまだたくさんあります。
一人ひとり体型も、お仕事も、理想のスタイルも違うからこそ、『似合う一着』も人それぞれです。
一方で、その自由度の高さから、選択肢が多くて適切なチョイスが難しいのもまた事実です。
「自分にはどんなスーツが似合うんだろう?」
「こんな雰囲気で着てみたい!」
そんな時は、ぜひお気軽にお近くのアークへご相談ください。
スーツ専門店ならではの知識と経験をもとに、お客様一人ひとりの体型やライフスタイルに合わせた、長く愛用できる一着をご提案いたします。












