スーツ40年史 トレンドの仕掛け人は〇〇だった!スーツの流行は真逆へと変化した!スーツコーデの過去現在 オーダースーツとトレンドがどう結びついたのか?これを読めば解決!2024《arc三郷店》

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平素は格別の引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

皆様こんにちは、三郷店のニホンギです。

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今回は、お客様から今のトレンドは?

と多数トレンドにご興味をお持ちのお客様もいらっしゃいます。

そこで本日はスーツを中心に現在の傾向と過去を実経験をもとに振り返りスーツの40年史について時系列に沿って解説させていただきます。

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この40年の間スーツの流行は真逆へと変化しました!

1980年代の流行でありました40年以上前のソフトスーツ(ゆったりした大きく丈の長いスーツ)しかし90年代初期から、まさか真逆でありますスリムフィット、ボディコンシャスが平成のマストアイテムになるとは想像できなかったと思います。

ボディコンシャス(細いスーツ)は1990年代前半から時間をかけて量販店まで定着し、直近でありますこの約30年間はスリムフィット、ボディコンシャスの時代でした。

令和は、再び時代はオーバーサイズへ

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よく、オーダーに流行なんてないよと言いますが!

実際どうでしょう?

1990年代から続きましたスリムフィットの時代は、店員さんがスリムフィットのスーツを自ら着て、お客様へご提案、結果老若男女がビジネスに着用しました。流石にある程度体にフィットしたご提案はあっても過去の〇〇年代風ファッション例えばベルボトムや80年代のソフトスーツをご提案している会社様は見ないですよね。

昨今も21世紀のフィルターを通したファッションのご提案ではないでしょうか。

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・ファッションもある意味フルーツと同じで鮮度がすべて!言い換えると新しいか?古いか?

トレンドは永遠には続きません。

・どこへ行っても類似品だらけ、この時点で1つの流れは終わっています。

・今後も過去のようにそれを着て、はくことが本当に素敵と判断されるのか?お洒落なのか?否か?見直す必要がございます。

令和は、スーツ業界が活性されるときではないでしょうか。

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スーツ40年史

ここで10年ごとに過去を振り返ってみましょう。

Back in time

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10年スパンでみたトレンドの流れとは?

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70~80年代は?

この時代は、様々な発想クリエイトの時代でした。

特筆すべきは多数のアメリカ映画で着用された大御所ジョルジオ・アルマーニのスーツです。

特に1980年公開のアメリカ映画アメリカン・ジゴロで登場するリチャード・ギアの着るアルマーニのスーツが全世界で注目を浴びました。

この時代の特徴はソフトスーツ、これまでの伝統的な構築的なスーツである概念ではなくスーツ革命を起こしたアルマーニ。

・ソフトスーツ

・ソフトシャツというカテゴリーが誕生しました。

その特徴は、自由、ファッショナブル、着やすく、薄いパット、柔らかい素材、ワイドシルエット、肩幅が広く、全体的に大きくゆったりした丈の長い上着にクリースなしタック付のパンツで全体がゆったりしたダブルブレストのスーツが流行りました。

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1980年代は?

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1)パリコレ

日本のDCブランド、モードの絶頂期でした。

一言で言うと刺激的で強い個性の時代

1)コムデ・ギャルソン・オムプリュス(ゆったりしたシングル3釦の芸術的なデザインモノ)

2)ヨージ・ヤマモト・プールオム(オーバーサイズのシングル3釦の芸術的なデザインモノ)

3)ジャン・ポール・ゴルチェ(ワイルドショルダーに強いウェストシェイプの芸術的なデザインモノジャケットにスリムパンツ)

パリコレ御三家の時代

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2)ミラノ

3G

ミラノでは、頭文字をとって3Gといわれ、ジョルジオ・アルマーニ、ジャンフランコ・フェレ、ジャンニ・ヴェルサーチが世界で絶賛。

ビジネススーツの新たな時代、方向性を築き上げたミラノの御三家。

この時代、当方は上記パリコレ御三家、ミラノ御三家が共に大好きで、購入していました。

ここまでは、今までに無い価値観が特徴でした。

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ティーン若者の街原宿竹下通りではフライトジャケットMA-1に黒のジョッパーズ、腰には白黑のボーダーのロングTをまきスポーツブランドのスニーカーファッションが制服のように流行りました。一方では本格的なアメカジビンテージ古着もトレンドに!!

アメカジ渋谷のバックドロップは伝説のショップ。

当方この時代原宿下通り中央に位置した地下のショップCrazy Catの店長としてまだ20歳でした。ヨーロピアンのデザイン物の服を中心に展開。当時ビルボードチャートで大ヒットしたアルバム、イリミネーターで有名なアメリカンROCKのZZトップや若いころのボンジョビが来店され店内のディスプレーの板に直筆でサインをいただきました。

原宿の記憶が蘇ります。

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1990年代は?

1)コンサバ、リアルクローズ

80年代とは真逆のシンプルこそがすべて

コンサバティブ(保守的、無難)やリアルクローズ(現実的な服)をスローガンに新たな価値観の時代が到来

何といっても男子は誰もがロン毛でした。

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2)大御所ラグジュアリーブランドの若返り

プラダはミウッチャが手がけるポコノ、各ストレッチ素材

グッチはトム・フォードがディレクターに就任、ニューラインのバンブーやビットモカシンローファー、各種Gバックルベルトから美しく洗練されたセクシーなスーツとシャツまで

トータルでカッコ良く、新しい血が入ることで活性され物凄いインパクトでした。

こちらの2大ブランドにより今後のビジネススーツの方向性が導かれました。

1990年代初頭、当時プラダとグッチ共に直営店がメンズコレクションラインを展開していない時に当時在職していた新宿のセレクトショップで展開を提案、上司から売れないと言われ却下されましたが、しかし頭のかたい上司を数日かけて説得しトータルでバイイング、結果なんとバブルの時よりかつてない売り上げ高を誇りました。いい思い出です。

両ブランドの成功をきっかけに若返りの老舗ブランドが続々と….

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3)クラシコイタリア

クラシコ・イタリア(クラシック)スーツの世界では、ヴェスティメンタ、アットリーニが人気でした。

よく誤解があるのですが、クラシコ・イタリアについて深堀していきましょう。

クラシコ・イタリアとは?

こういうディテールや見た目がクラシコ・イタリアという事ではなく、クラシコ・イタリアとはクラシコ教会を指します。

ではさらに深堀していきましょう。

クラシコ・イタリア協会とは、フィレンツェが本拠地の伝統的既製服縫製業界組合。1986年ダウンジャケットで有名なヘルノのジュゼッペ・マレンツィにより古典的伝統的な縫製技術を持つ縫製会社で結成されました。そこで作られた商品の傾向を一まとめにしてクラシコ・イタリアと呼びます。協会には、ルイジ・ボレリやイザイア、キートンなどそうそうたるメンバーが集結。

協会の目的とは?

1)ハイ・クオリティのモノづくり
2)アルティジャーノ(職人)の技術を継承すること
3)代々受け継がれてきたイタリアのクラシック・エレガンスを後世に残すこと

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4)90年代スーツの特徴

当時のトレンドスーツ着こなしの特徴は?

細身の3ツ釦ジャケット

ハイゴージ

サイドベンツ

細いノータックのテーパードパンツ

ワイドスプレッドシャツ

スクエアトゥのシューズ

時計はロレックスのデイトナ、サブマリーナデイト、ウブロはこの時代30万円くらいからあり、スポーツやダイバー系の流れからカルチェのタンクなどの四角スクエアの時代へシフト、フランクミュラーがトレンドに、当方はロレックスサブマリーナデイトとウブロを交互で使用していました。

BAGはヴィトンやエルメスのトートサックプラなど

プラダの各ナイロンBAG

更にカジュアルにはボディバッグのはしりヴィトンのガンジュが売れ筋人気でした。

女性はプラダのリュックとエルメスのフールトゥ、エールラインが圧倒的な人気売れ筋でした。

ヘアースタイルはロン毛表参道や青山のSHIMAが最高でした。

以上こうした流れが、ある意味シャワー効果として結果、既製品の量販店まで類似品でいっぱいになりました。

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5)2つボタンスーツの登場

90年代前半、中期から

ドイツのジルサンダーなど、シングル2ツボタン、センターベントのスーツが出始まりました。

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その他90年代の風潮とは?

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6)世界が絶賛90年代最高のデザイナーズとは?

ドルチェ&ガッバーナ

1990年当方は東証一部上場のアパレル企業当時バーニーズ新宿店隣の新宿のセレクトショップシャリバリ新宿店で日本では一番早くドルガバのメンズとレディースを扱い販売していました。半袖Tシャツ1枚9万円、ネクタイで30,000円と当時としては高額ブランドでしたが、反響は大きくよく売れました。ドルガバはビジネススーツにも少なからず影響を与えた存在です。

シチリア出身のドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ創立のドルチェ&ガッバーナはシチリア・ルックやアンコンやジョッパーズ、ベスト等、毎シーズン違う発想も新鮮でした。

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7)ヴィトンのモノグラム誕生100周年

マーク・ジェイコブによるルイ・ヴィトンのプレタポルテも最高でした。

1996年モノグラム誕生100周年を記念した祝典、7人のデザイナーが手掛けた今となっては激レアなBAGが世界7都市で開催されました。

1)シビラ(リュックに傘がついた)

2)マノロ・ブラニック(シューズケース)

3)アイザック・ミズラヒ(ビニールトートバッグ)

4)ロメオ・ジリ(ワンショルダーバッグ)

5)アズディン・アライヤ(ヒョウ柄をあしらったハンドバッグ)

6)ヘルムート・ラング(レコード用ハードケース)

7)ヴィヴィアン・ウェストウッド(サック・フォ・キュ、カーブしたデザインが特徴のヒップバッグ)

以上7型、歴史に残る激レア婦人BAG

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8)新進デザイナー

mode系デザイナーズで最高のブランドは?

アントワープ出身の

1)メゾン・マルジェラ(マルタン・マルジェラ)

2)アン・ドゥムエルメステール

3)ドリス・ヴァン・ノッテン

4)ダーク・ビッケンバーグはこれぞデザイナーズと思う存在。

マルジェラの芸術的なセットアップや独特のレザーライダースジャケット

ビッケンバーグのシューズ

ドリスのアンコンジャケットを当時着ていたことを思い出します。

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9)ウラハラ

若者には裏原(裏原宿)渋谷区神宮前から千駄ヶ谷一帯、特に原宿通りキャットストリートのエリアで若者文化の歴史が新宿⇒渋谷区へ正確には原宿、表参道、代官山、裏原宿へと変化しました。なかでも1993年頃からのアンダーカバーは伝説のブランド。

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一方でデザインものや大きいたっぷりした服は衰退へ

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2000年代は?

2000年以降は引き続きスリムですが…

混沌とした時代、多様性、着る側が好きなものを好きなようにチョイスする時代

ヘアースタイルはロン毛から真逆のベリーショートまたはショートへ

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1)ピタピタパツパツのジャケットやパンツがビジネスにも定着

特に2000年代初頭はピタピタパツパツ系のエディ・スリマンの手がける特徴はミニマム、ショート、トム・ブラウンのショート丈の段返りなど。

センターベント、スキニータイプのスリムのパンツをノークッション短めにはくスタイルが定着しました。細さと短さを攻めて攻めた時代です。

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イタリアは3つの仕立てがあります。

①ミネラーゼスタイル↠コンケープショルダー、構築的な英国風、ミラノは銀行が多く堅く堅実な身なりが重要、英国のスーツとの違いは柔らかい着心地。

②フロレンティーンスタイル↠アメリカンタイプ、フロントダーツナシ

③平成の主流ナポリ仕立て↠アンコン、マニカカミーチャ、バルカポケット

があります。

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アンコン

2)ビジネスで着るアンコンの定着

一方ではアンコンは90年代からプレタポルテ人気有名ブランドから出ていましたが、ナポリ仕立ての仕事用としてのアンコンストラクテッド、(芯もパットナシ、非構築なという意味)そしてマニカカミーチャ(イタリア語でマニカは袖、カミ―チャはシャツ、袖付けがギャザーのようにイセ込むことでシャツを着たような感じの着心地)は、この頃から注目されました。

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それぞれ、その時代のコンテンポラリーでした。

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2010年代は?

ラグジュアリーブランドのスーツが1着50万円台から、対してPitti Uomoでは1着10万円台から購入できるタリアトーレTagliatoreとラルディーニLardiniが日本で大人気!

ハイブランドではなく、ミドルブランド人気が爆発

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クラシック回帰、サスティナビリティ(意味は持続可能性ではなく長年着続けれて価値が下がらず自然に優しい素材)

特徴は

1)細さではなく

2)前半はアンコンや薄い芯を使用した仕立て、いわゆるナポリ仕立てのジャケット、スーツまでもがアンコン一辺倒ななか、英国調の構築的なダブルスーツが見直され

3)タック付テーパードパンツ

4)広めラペル、サイドベンツ、シングル段返りジャケット、スリーピース(ダブルのベスト)やダブルスーツが人気

5)ピンホールやタブカラーのシャツ

6)短期間で使い捨てではない、上質な天然素材

上記の流れは2010年初期頃から注目され、2015年頃から各ファッション雑誌でも大きく特集が組まれています。映画や海外人気ドラマでも良くお見かけしました。

バラエティ番組で出演されている、男女を問わず、特に若い世代の人気俳優さんの着用スーツは、既にスリムフィットではなく、適度なゆとりのあるスーツです。

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過去の映画で見るスーツスタイル、第一印象は古めかしいと感じ!

着るアイテムは同じなのに年代ごとに印象がまるで違います。

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オーダースーツの場合、ご自身がありのままのカタチとして現れるのがオーダースーツではないでしょうか。

スーツをカッコ良く着こなすにはボディメイク?

スーツは破けたり、見た目の消耗が無ければ着続けることができます。

しかしそれは体型維持ができることが前提です。

筋トレも効果的です。

筋トレを行う目的は、ボディビル(筋肉の厚み)をつけるのではなく、見た目はやせて見えること。

ご身長175cm前後の方をを例にしてみましょう。

1)身体が細く見えるように走って走ることで脂肪を燃焼させるのが初めの基礎です。

目標は体重61.23キロ以下のライト級のボクサー

簡潔に既製服のドロップ8を目標に、ドロップとは『バスト-お腹周り÷2』を指します。

2)パンツウエスト76から78㎝を目標に腹筋の強化

3)逆三角形を表す背筋の強化

やるからには徹底的に、この3点を重点的に鍛えましょう。

当方も30年筋トレをしています。コロナ以降、正直太り気味ですがパンツウェストは78cmを現在もキープ

肩幅49cmですので既成服はパンツを除いてコート、ジャケットやシャツはオーダーしか合いません。

やり始めましたら続けることです。

日本が誇るチャンプ井上選手を参考に!

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2020年代は?

オーバーサイズ

どの時代もビジネススーツの着こなしには原理原則があります。ルール基本を踏まえた上で解説させていただきます。

2010年代から世界の流れはレディース共にオーバーサイズを重視したスーツがトレンドです。

オーバーサイズというと体の上で泳ぐような体に合っていない80年代のソフトスーツのイメージを連想し思い浮かべます。しかしディオール、ステラ・マッカートニー、マルニ、アレックス・マリンズ、ロエベ、ヴェトモンなどのスーツを見ると、以前はぱっとしない80年代の映画やドラマに登場するお父さんのスーツ姿を思い浮かべますが、その時代を知らない若者は勿論のこと知っている当方世代も今のオーバーサイズスーツが魅力的に見えてきます。

よく誤解があるのですが、オーバーサイズとは、過去80年代の長く大きすぎるスーツを指すのではなく、肩巾や袖丈、ウェストは適切なサイズに、パンツの股下レングスもハーフクッションというニュアンスです。

かつての体に張り付くようなピタピタパツパツなスーツと比較してゆったりしたサイズ感、機能的で快適で上品へと世界のトレンドが変化しました。

スーツの二極化?

2020年コロナによりスーツの二極化を迎え

1)従来のスーツ(クラシックスタイル)スーツを着るルール基本を理解したうえでオーソドックススタイルのなかに自分らしさを加えた信用と安心感を人に与えるスタイル

2)コロナ以降、出社せずに在宅勤務によりカジュアルなジャケパン(スポーティーかつリラックスできるセットアップ)

働く環境装い方の大きな変化に伴い二極化しました。

着用するスーツによりご自身の気分も変化、人に与える印象も変わります。

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では現代のコーディネートを深堀していきましょう。

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・ ヘアースタイル

ショート、ミディアム

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・ 流行色

ファッションの権威、一番信頼できる情報として、以前当ブログでご紹介いたしました

1)国際流行色委員会

2)パントーン

3)そしてパリ、ミラノでコレクションにて新作を発表する大御所のラグジュアリーブランドから共通したメッセージが全世界へ発信されます。

詳細は過去のブログ『2024年流行色パントーン&JAFCAとは?ファッションは色からトレンドが決まる!徹底解説《arc三郷店》』をご覧ください。

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・素材

サスティナビリティ(意味は持続可能性ではなく長年着続けれて価値が下がらず自然に優しい素材)天然素材を指します。

スーツ素材は現在も高価で高級感のある素材とは=艶があること。

昔々80年代大好きであったジャンニ・ヴェルサーチのハイエンドスーツの素材はその当時も光沢のある素材でした。

逆のご意見も!

最近ある企業の社長様がスーツ素材は艶が無い方が品よく見えると仰っていました。

例えばシルク100%のスーツ生地でもマットな素材も存在します。色々な商品を購入し、ご覧になられた方は、そう仰います。

元々英国の有名生地ブランドは光沢が無い生地が多く、しかし現在はイタリアの良さが認められ、英国有名ブランド、例えばダンヒルの生地はほぼイタリア製、スキャバルも光沢のあるイタリア製の生地も多いです。

ウールで表現した独特の艶はとても美しくステイタスであり少なくとも今までは憧れでは?

艶について今後変化の予感が!!

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・ 2024年現代のスーツ

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いつの時代も普遍的といえるビジネスで実用的な色となりますと国際的な2色ネイビーとチャコールグレーの無地が基本です。

コーディネートパターンもいろいろと楽しめます。

大事なことは現在のディテールとサイズ感です。

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この10年格子柄のスーツやジャケットが定着しました。

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・シルエットは、平成までは上下ともにゆとり量を極限に減らし、できるだけ細く短くすることに執着していましたが、令和では影を潜め、現在では“適度なゆとりのあるスーツ” ここがポイントです。

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今のスーツのサイズ感とは?

上着ジャケット

1)衿巾は広め

2)肩は狭過ぎないジャストサイズ

3)前ボタンをとめた際に引きシワが出ない程度のシェイプ

4)着丈はお尻ギリギリ、または隠れる長さ

パンツ

5)1~2プリーツ(タック)

6)股上が極端に浅いのはNG

7)太腿(ワタリ)やヒザが張り付くようなスリムフィットはNG

8)パンツ丈(股下)は立った状態でソックスが見えない長さ

かつてピタピタパツパツなスーツが人気でしたが現在では影を潜め

令和では適度にゆとりのある落ち着いた雰囲気のスーツが主流です。

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・ディテールは、3ボタン段返りとダブルとスリーピースの3タイプ。

ジャケットの衿巾やゴージ、釦位置の高さウェストのしぼり具合や肩幅の大きさ股上の深さが以前とは違います。

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・ジャケットは引き続きハイゴージではないアンコンが多いです。

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・ シャツ

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普遍的でありますビジネスシャツの色は白または淡いブルー色、柄ものは画像のネイビーロンドンストライプ、衿型はセミワイド、タブカラーともう1点はピンホールがお勧めです。

素材は綿100%のブロードを!

実は綿100%衣料品では一番生産量が多く丈夫です。

特徴は保湿性、防署性に優れ、水分が蒸発する際に熱を奪います。特に湿った状態に強いため洗濯に強く夏場に本領発揮します。夏場高温多湿の関東で過ごすには、汗も吸い取り快適です。優れた綿100%が春夏のマストアイテムといえます。

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・ パンツ

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ピタピタパツパツのパンツは、さすがに過去形となりました。

令和、昨今は1タック~2タックのテーパードが主流です。裾幅19から21cm。

2019年頃には若者に人気の渋谷へ行くとみんなタックパンツでした。現在のセレクトショップも1タック~2タックパンツが主流です。

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平成のスリムフィットスーツの仕掛け人はラグジュアリーブランドだった!!

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一流ラグジュアリーブランドの傾向は?

①エルメス(ヴェロニク・ニシャニアン、メンズのデザイナー)上品な世界最高の有名ブランド

②ディオール(キム・ジョーンズ)現在全世界で最も売れているラグジュアリーブランド

90年代スリムフィットの仕掛け人プラダもグッチもコレクション、雑誌等ご覧いただきますとゆったりしたスーツの提案となっています。

上記のプレタポルテで発表されているスーツはタック付きパンツです。

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トレンドがオーダーとどのように結びついたのか?

かつて定着しましたスリムフィットのボディコンシャスの流行も一時代を築く一流ラグジュアリーブランドのクリエイター、デザイナーの提案で、最終的に量販店まで拡大し世界的なマストアイテムとなりました。

ある意味シャワー効果とも言えます。

しかしトレンドの仕掛け人であります現在の一流ラグジュアリーブランドは、ゆるいスーツやジャケット、パンツの提案ばかりです。

現在も過去もトレンドは全世界が注目するラグジュアリーブランドから全世界へ発信され定着していきます。

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2000年のところで解説させて頂きました、

イタリアナポリ仕立て

さすがに、人気のアットリーニ、Stile  latinoを見ても昨今はナポリ仕立ての特徴であるアンコンジャケットはあってもアンコン、マニカカミーチャ、バルカポケット、極端なハイゴージのスーツやジャケットは

見かけなくなりました。

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・ シューズ

今後靴を選ぶ際、何を基準に選べばいいの?

靴は短期間で使い捨てではなく

靴の良さ=寿命を決定づける要素とは革質と手間のかかる製法技術グッドイヤーです。

革靴が本業である靴ブランドの良い靴を購入し直しながらはき続けることをお勧めします。

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具体的に何をチョイスすればいいの?

先のとがったロングノーズや過剰な装飾の靴はNG、ラウンドトウでショートノーズ気味のお靴を選びましょう。

①内羽根ストレートチップ=キャップトウ(画像上)

つま先横一文字にハギ、縫い目がある。ビジネス及びフォーマルシューズ。

 

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②内羽根のプレーントウ(画像中)

内羽根ストレートチップと同格以上の靴。ホールカット

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③外羽根プレーントウ(画像下)、少々カジュアル好きな方には外羽根プレーントウ、ジャケパン向きです。

外羽根(ブラッチャー)レースステイが外側に出ている構造(3枚目画像)があります。ドイツの軍人(ゲプハルト・レべレヒト・フォン・ブリュッヘル)が1800年代に考案し軍靴として採用されました。着脱が容易にでき実用性、フィット感を実現。こちらはクールビズなどジャケットスタイルにお勧めです。(フォーマル式典には向きません)

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ダービーシューズとオックスフォードって何のこと?

専門的にわかりやすく深堀していきましょう。

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ダービーシューズ=外羽根=ブラッチャー(全て同じ意味)

ダービーシューズとは?英国でこう呼ばれ、競馬のゲートにヒモを通す羽根が似ている説。14代ダービー伯爵用に造られた説。

外羽根とは?ヒモを通す羽根が甲に乗りかぶさるようにして上から縫い合わせたタイプ。ジャケットやブレザーカジュアルな装い向きです。

ブラッチャーとは?米国でこう呼ばれます。ドイツの軍人(ゲファルト・レーバレヒト・フォン・ブラヘヘル)が1800年代に考案し軍靴として採用されました。着脱が容易にでき実用性、フィット感を実現。画像左

オックスフォード=内羽根=バルモラル(諸説ありますが)

オックスフォードとは?オックスフォード大学の学生がはいていた内羽根靴の総称。

内羽根とは?紐を通す羽根と甲が一体化

バルモラルとは?1800年代英国王室のアルバート公が考案しました。バルモラルと呼び、アルバート公が持つスコットランドのバルモラル城が由来。つま先から甲のステッチが踵まである内羽根を指す説。画像右

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靴のお色

お色はイタリア系は圧倒的にブラウンですが、スーツ発祥の英国ではブラックが基本です、茶はカントリーといい貴族が休日郊外で乗馬を楽しむカジュアル用のお靴です。

現在のビジネスシューズは黒のラウンドトウ、レースアップ(ヒモ)が基本です。

長期にわたり流行りました特に明るいブラウン系は平成の流行りもの、過剰に出回りデフレ現象により少しづつ衰退していくでしょう。

またパンツがスリム主流時はロングノーズでしたが、タック付きやワイドパンツにはラウンドトウのショートノーズのお靴が合います。

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・BAG

BAGをもつ目的は?ビジネス?プライベート?何が目的なのかを明確に!!

本来ビジネスBAGとは置いたときに自立する黒またはダークブラウンのシングルハンドル、革製品が基本です。

しかし、時代も変わりました合理的にみてリュックもスクエアの黒の革で置いたときに自立するリュックなら良いのではと思います。

エレガントに見えるか否かが判断基準といえます。(現在も懐古主義の方はリュックを受け入れません)

NGなリュクとは?

スポーツやアウトドアメーカーの化学繊維リュックがNGの理由は、スーツ用に開発された商品ではなく、使用する目的が違います。

きちんとした墓所に着るきちんとした服がスーツスーツだけではなく日本の文化着物にも合わないのでは?

リュックの注意点

摩擦の熱により毛玉になり、スーツ生地が薄くなり、やがて穴が開いてきます。スーツ上下共に傷みます。(こういった症状によるお客様のご相談が多数ございますので再度見直しが必要です。)スーツが短期間で傷み型崩れ最終的に廃棄の原因となります。(また営業で取引先の会社様にリュックを持っていけません。)

自転車はNG

スーツを着て自転車に乗るのもNG、パンツの股が数日でボロボロになります。

NGなスニーカーとは?

ジャケパンにはスポーツを目的としたスポーツブランドのスニーカーではなく、ロゴやマークナシの革のスニーカーを合わせましょう。

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人は出会ってから3~5秒で第一印象が決まります。

・外見は企業イメージに直結といっても過言ではありません。正しい国際的なルール、マナ―、秩序、知識を身につけることが必要です。

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良い悪いは

お取引先や職場のお若い女性にスーツ、シューズ、BAGのジャッジをしてもらうのも良いのでは?

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・コートは膝下ロングです。

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・ 腕時計

腕時計はレザーベルトのドレスウオッチを!!(身に着ける目的はスポーツではなくスーツ、時計本体やベルトが薄いことが理想です)

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海外の方はファッションとスタイルというキーワードをよく使います。

この二つについて深堀していきましょう

ファッション(服装の流行他、髪型、メイク、フレグランス、ミュージック、ライフスタイルも指す)=現代情報、世の中にあるもの

スタイル(外観、思想による自分らしい表現法)=自分でつくりあげていくもの

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トレンドを語るうえで、SNSにより過去現在では大きく変化が起きました。

情報が多すぎて困惑という方も多いのでは、また個人の好みによる発信が多いのでは?

情報と言えば

以前はファッションの権威ともいえるヴォーグ編集長に耳を傾け

現在はユーチューバー一人一人に信者がいる時代です。

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ビジネスで着るお色やアイテムは基本的に変わりません。

現在のディテールとサイズ感がすべて

1990年代初頭スリムフィットなボディコンシャスが出てから約30年、ピタピタパツパツの登場から20年、世界の時代を引っ張る大御所ブランドはメンズ・レディース共に現在ではビッグシルエットとオーバーサイズの提案ばかりです。

こうして、スリムフィットなボディコンシャスから適度にゆとりを入れた落ち着いたシルエットのスーツの時代が定着してきています。

過去も現在も流行が世の中を支配しています。

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まとめ

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よく、オーダーに流行なんてないよと言いますが!

実際どうでしょう?

1990年代から続きましたスリムフィットの時代は、スリムフィットのスーツを着てお客様へご提案、流石に現在ベルボトムや長すぎて大き過ぎるソフトスーツを提案している会社様は見ないですよね。

少し前のクラシック回帰も、紛れもない事実トレンド流行そのものでした。

現在のオーバーサイズのスーツも80年代そのままではなく、クラシック回帰も古き良き時代のイタリヤやブリティッシュがそのまま現代に来ているのではなく、現代のフィルターを通しての21世紀のスタイル、ディテール、サイズ感、素材、仕立てで支配されているという事です。

実際に90年代流行しましたロン毛や〇〇年代の画像を見ると古めかしく感じると思います。

80年代のソフトスーツの時代

90年代から平成までのスリムフィットの時代

共通していることは、各当時のトレンドとは異なる、それ以外のスーツをご希望される方は僅か数パーセントと言っても過言ではなかったでしょう。

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スーツ40年史

いかがでしょうか?

・トレンドの転換期は真逆へと変化しました。

・トレンドの仕掛け人はラグジュアリーブランド

・トレンドはシャワー効果、もどきの商品を中心に既製品の量販店、そしてオーダースーツまで紐付きました。

・コーデも時代錯誤にご注意!

・トレンドはこれからも21世紀のフィルターを通したスタイル、ディテール、サイズ感、素材、仕立てで支配されているという事です。

・トレンドから長きに渡り親しまれ、愛された商品は定番へ(ジョンロブのウィリアム)など

現在では、え~っと思いますが、各時代その服を着ることで事実モテた時代です。

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これからのスーツはサイズ感がすべて!

・サイズ感が重要です。スリムフィットもゆとりのあるスーツもほどよい大きさ、長さです。一番重要なことは機能性あってのスーツですので、あまりに細過ぎ、短か過ぎ、一方、BIGシルエットの時代に大き過ぎ、ロング丈長過ぎにこだわりますと、確実に時代遅れになります。またあとでご調整や修理も困難であり不可となります。

・繰り返しますが程よいサイズ感です。

・フォーマルで着る黒礼服とビジネスで着るネイビーとチャコールグレーのスーツはドレスコードとTPOに応じて原理原則基本ルールをもとに着用するスーツです。

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昨今のトレンドをご自身で観察するには?

・既製服(つるし)の量販店を見るのではなく、年に2回3月と9月に新宿または有楽町の百貨店と同じく新宿と銀座の某有名専門店(B●A●S、S●I●S)を見に行かれると現在とこれからの方向性がつかめます。

同じつるしの世界で販売員のスーツ姿、提案、展示しているスーツもシャツもこんなに双方で打ち出している商品が違う、という事に気付かれることでしょう。

イメージをつかめたらarcでオーダーしましょう。

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スーツの歴史について、勉強されたい方は

次の2冊がお勧めです。

キャリー・ブラックマン(メンズウェア100年史)

ハーディー・エイミス(イギリスの紳士服)

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今後もお役立ち情報、お客様の知りたい情報を中心に簡潔にわかりやすく所見ではなく事実を発信していきます。

三郷店のインスタもお時間ございましたら是非、ご覧いただけますと幸いでございます。

クラシックとトレンドどちらもお気軽に三郷店へお待ちしています。

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アーク三郷店

〒341-0038

埼玉県三郷市中央3-46-14 シェルグレース1階

TEL:048-951-1803

定休日:火曜日、木曜日

営業時間 10:00~19:00

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